HRTは、更年期に減ったエストロゲンを少量補い、不調を和らげる治療です。ピルとは目的も量も異なります。血栓などのリスクを確認しながら、向いている方に安全にご提案します。
「ピルは血栓が心配」——その不安、よくわかります
そう思いたくなる気持ちはよくわかります。ただ、更年期に使うHRTは、避妊などで使うピルとは別物です。まずは違いから整理してみましょう。
HRT(ホルモン補充療法)とは?
HRTは、更年期に減ったエストロゲン(必要に応じて黄体ホルモンも)を少量だけ補う治療です。ほてり・発汗・気分の落ち込みなどの更年期症状をやわらげ、骨量の維持に役立つ場合もあります。飲み薬のほか、貼り薬・塗り薬(経皮)もあります。
ピルとHRTはどう違う?
ピルは主に避妊や月経のコントロールが目的で、含まれる女性ホルモンの量が多めです。一方HRTは更年期の「補充」が目的で、量は少なめ。目的も対象となる年代も異なります。
血栓などのリスクは?
リスクはゼロではありませんが、飲み薬か、貼り薬・塗り薬(経皮)かでリスクの程度が変わります。喫煙や持病などによっても異なるため、一人ひとりの状態を確認したうえで、安全性を見極めて選びます。
HRTが向いている人・慎重に考える人
多くの方に選択肢になり得ますが、一部の病気の既往などがある場合は慎重に検討します。適応と、避けるべき条件(禁忌)を確認してからご提案します。
更年期以降の健康管理として
エストロゲンの低下は、骨や脂質、血管の健康にも関わります。HRTは症状をやわらげるだけでなく、骨量の維持に役立つこともあります。ただし、目的や続ける期間は、症状とリスクを見ながら個別に判断します。
こんな方は一度ご相談を
- 更年期の症状がつらい
- ピルは怖いと感じていた
- HRTが自分に合うか知りたい
- 骨や脂質のことも気になる
よくあるご質問
- HRTとピルは同じですか?
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いいえ。ピルは避妊・月経調整が目的でホルモン量が多め、HRTは更年期の補充が目的で量は少なめです。目的も対象も異なります。
- 血栓が心配です。HRTはできますか?
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リスクは薬の種類(飲み薬か、貼り薬・塗り薬か)や体質で異なります。既往や生活習慣を確認し、慎重に判断します。まずご相談ください。
- HRTはいつまで続けられますか?
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症状やリスクを見ながら、続ける期間は個別に判断します。定期的に見直しながら進めます。
- HRT以外の方法もありますか?
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あります。生活の工夫や漢方など、症状やご希望に合わせて選べます。